今回は最近「娼年」で有名な石田衣良さんについて調べました!
「娼年」のネタバレ感想についても詳しくご紹介します^^
石田衣良とは?
石田 衣良(いしだ いら、1960年3月28日- )は、日本の小説家。本名は石平庄一(いしだいらしょういち)。ペンネームの由来は本名「石平(いしだいら)」を分割したもの。
最近公開した映画「娼年」の原作者として有名です。
その他にも「池袋ウエストゲートパーク」や
「アキハバラ@DEEP」など有名な作品があります。
経歴
石田さんの経歴です。
1960年(昭和35年)生まれ。東京都江戸川区出身。姉が2人いる。子どものころから本を読むことが好きで、図書館から朝に借りた本を夕方返しに行き、また別の本を借りるということを毎日繰り返していた。特に好きであったのはハヤカワ文庫や東京創元社のSF・ミステリで、アーサー・C・クラークやアイザック・アシモフが好きだったという。
やはり小説家は子供のころから本が大好きなんですね~!
そして本を借りるスピードにもビックリ!!
石田さんらしいミステリ系が好きなんですね。
1984年に成蹊大学経済学部を卒業。その後はフリーター生活を送っていたが、母親の他界をきっかけに就職を決意し、広告制作プロダクション・広告代理店にコピーライターとして勤務した後、33歳の時にフリーのコピーライターとなる。
大学を卒業してフリーターだったのは何かあったのか心配になりましたが、
母親の他界をきっかけに働くことを決めたのはえらいですね。
小説家さんはたしかにコピーライターもできそうですよね^^
そしてフリーのコピーライターにもなってきちんと自立をしたんですね~!
36歳の時に小説家になることを決意し、数々の新人賞に応募。1997年、それまで応募したことのなかったミステリーの賞に応募したところ、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。そのデビュー作が「池袋ウエストゲートパーク」である。以後、『4TEEN フォーティーン』で第129回(2003年上半期)直木賞を、2006年、『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞を受賞する。同年、映画『LOVE MY LIFE』に出演した。
なんと小説家になることを決意したのは36歳!!
そしてやっぱりミステリー作品で新人賞!!凄いですね~!!
その作品がなんと「池袋ウエストゲートパーク」。
ここから石田さんの小説家としての人生が始まったんですね。
時事問題や社会的に問題となった事件などに触発されて執筆を決意することが多く、『うつくしい子ども』は神戸連続児童殺傷事件が、『約束』は大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件が、『ブルータワー』はアメリカ同時多発テロ事件が、それぞれ執筆のきっかけとなっている。
本当にあった事件を基に執筆するんですね~。
たしかにその事件を忘れずにその事件に触れ思い出すことも必要なので、
こうゆう小説家さんは本当に凄いですよね^^
2013年8月、雷田四位(らいだしい)というペンネームを使って初の電子書籍限定書き下ろしライトノベル作品『SAKASHIMA -東島進駐官養成高校の決闘』を書籍投稿サイト「E★エブリスタ」で9月11日から半年間連載することを発表した。
ライトノベル作品も書いていたんですね~!
これからも色々な執筆活動してほしいです。
2015年、有料メルマガを配信する「夜間飛行」より、月2回、第2・4金曜日に小説やエッセイなどを配信するウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊。
石田さんほどの有名な作家さんが、
こんなにたくさん活動しているのは凄いですね♪
是非頑張ってほしいです。
人物
石田さんの人物エピソードです。
石田自身のアピールエピソードによれば、日頃の言動に対しては、朴訥、力まない、冷めた、気取った、と様々な評価があり、好みが分かれるという。書くテーマは幅広いが、中でも女性の書き方については定評があるという意見があると述べている。
確かに雰囲気は冷めていそうですよね。
女性の書き方も定評があったりと、少し独特な方なのかな?
と思いますが、少し変わってるくらいの方がちょうどいいのかも?笑
批評家として
批評家としては、作品の内容ではなく、作家に対する個人的な印象で批評を行っている。
例えば、映画「君の名は。」に対しては「(監督の新海誠は)楽しい恋愛を高校時代にしたことがないんじゃないですか。それがテーマとして架空のまま、生涯のテーマとして活きている。青春時代の憧れを理想郷として追体験して白昼夢のようなものを作り出していく、恋愛しない人の恋愛小説のパターンなんです」と雑誌で批評している。この雑誌記事は新海の目に留まり「なぜ面識もない方に僕の人生経験の有無や生の実感まで透視するような物言いをされなければならないのか…。笑」と評価された。
面識がない人にここまで批判されるようなことを書かれると、
たしかに苦笑してしまいますよね。笑
少しひねくれた人なんでしょうか?笑
社会評論家として
2006年10月31日、MSN毎日インタラクティブで連載していたコラム「石田衣良の白黒つけます!!」にて、「中国、韓国と仲良くした方がいい? しなくてもいい?」というアンケートで「しなくてもいい」という回答が57.2%と過半数を占めたことから、「応募しなかった多数のサイレント・マジョリティを考慮にいれて…(中略)…中国・韓国とは仲良くしたほうがいい」と結論付けた。
2012年1月1日、NEWSポストセブンの取材で「今の日本ほど、世界の中で潰れちゃってかまわない国はないかな」「日本が無くなって世界の人が困るのは漫画とゲームが消えることぐらいでしょう」と述べた。
本当に不思議な方なんでしょうか?
あまり現状に興味がないようにも感じますね。
だからこそ自分の物語を書ける小説を作れるんでしょう^^
作品オススメ!
石田さんのオススメ作品をご紹介します^^
池袋ウエストゲートパーク
石田衣良といえばこの作品ではないでしょうか。デビュー作でもある『池袋ウエストゲートパーク』は、2000年に長瀬智也主演でテレビドラマ化され、若い世代を中心に大ヒットしました。その後も小説はシリーズ化され、2017年現在までに外伝を含めなんと14巻が出版されている人気シリーズになっています。
デビュー作でドラマでもとても人気でしたね~!
外伝を含め14巻もあるので、是非たくさん読みたい人にはオススメ!
傷つきやすくなった世界で
格差社会、サービス残業、非正規雇用、年金など社会問題が山積みの日本。声高に解決しようと叫ばれるものの、解決の見込みはほとんどなく、日本の若者は元気を失っています。そんな若者に、石田衣良が温かい言葉でエールを送ります。
『傷つきやすくなった世界で』は、フリーペーパーに連載していたエッセイをまとめたものです。世の中を暗くしている問題を、石田衣良独自の温かい目線で語ります。例えば、最短ルートで成功を求めたがる現代社会に対して、間違いもしない人生なんてつまらなくて貧しいものだ、と主張します。その石田衣良の語り口は優しいもので、決して押し付けたりしません。
ですから、そっと後押ししてくれるような感覚になります。
日本の社会問題をテーマにしている作品です。
石田さんの温かい言葉にほっこりするでしょう。
北斗 ある殺人者の回心
北斗は幼い時から両親に激しい暴力を受けていました。高校生になり父の死をきっかけに、里親の綾子に引き取られ、初めて人間的な温かさに触れます。
しかし、綾子は癌に侵されてしまい、最後の望みに癌に効くという飲料水を購入しましたが、詐欺だとわかり失意の中亡くなってしまいました。復讐を決意した北斗は、飲料水メーカーのオフィスに乗り込み、殺人を犯してしまいます。
2017年にドラマ化にもなった人気作品です。
この作品の魅力は後半の裁判のシーンなので是非ご覧ください!
主人公に同情してしまうシーンが多いので、
この裁判に対して色々なことを思えると思います。
娼年とは?
4月6日から映画で公開もされています^^
舞台でもとても話題の作品でした。
娼夫の仕事を始めることになった主人公・リョウと、リョウを買うことになる女性たちの物語です。
主人公・リョウは、恋愛も大学もいろいろな事全てがつまらない、と感じている20歳の青年。ある日リョウは、バイト先のバーで、会員制の高級ボーイズクラブのオーナーをしている御堂静香と出会います。リョウは静香に誘われるまま、クラブに入る試験を受ける事になり、合格して娼夫として働く事になります。
リョウは誰もが抱えるであろう、女性のちょっとした闇の部分を見逃す事なく、それを癒していきます。そして同時に自分の抱える闇とも向き合っていくことになるのです。
テーマがテーマなだけに、性描写の非常に多い作品ですが、決してどろどろしている訳ではなく、とても綺麗に描かれています。女性からも人気の高い作品で、繊細な恋愛小説になっています。
小説・舞台・映画ととても人気な作品なので、
気になる方は是非ご覧ください!
舞台
舞台版の「娼年」についてです。
石田衣良の恋愛小説『娼年』『逝年』をもとに、ポツドール主宰の三浦大輔が脚本・演出を手がける舞台『娼年』が東京芸術劇場プレイハウスで開幕した。原作者の石田が連載当時、「毎回、ベットシーンを描くこと」を主眼にした作品を、『愛の渦』や『恋の渦』で欲望の過程を描いてきた三浦がどう舞台化するのか。R15指定が付いたことでも話題を集める作品。
R15指定がついたことでも有名ですよね~。
ベッドシーンが過激なため、カップルでは見に行けない!とも言われています。
どんな顔をしてみればいいんだろう・・・と戸惑ってしまうレベルだそうです。笑
ですが過激なシーンがメインではなく、
きちんと内容があるのでとても人気の舞台となりました。
三浦大輔監督
三浦監督のインタビューでこんなことを言っていました^^
「娼年」監督・三浦大輔と原作者・石田衣良が「松坂桃李くん以外考えられない」
三浦さんと石田さんは、
やっぱり松坂桃李さん以外は考えられなかったんですね~!!
舞台でも素晴らしい演技をした松坂さん。
見る側としても松坂さん以外考えられないです。
それをお二人がそう思ってくれたおかげで松坂さんが主演で、
本当に良かったですね^^♪
ネタバレ感想!
「娼年」の感想を紹介します^^
内容と松坂桃李に惹かれて、勇気を出して観に行ったけど、観てよかった。
確かに8割は濡れ場。桃李くんが”腰がいかれるかと思った”とインタビューで言ってたのが、しみじみと伝わるくらいには大変だったと。
演じるリョウの、無気力な少年からの変化がとても良かった。ほんと演技力に惹かれる。
ヒロミさんパートの名前の言い合いとか、夫婦のときの、あの安っぽいAVに出てきそうな男のセリフはフフッてなった(笑) 周りが誰も笑わなかったから、抑えたけど(笑)
ただの濡れ場でやるばっかりではなくて、ちゃんとそれぞれの背景とか、心のやりとりとか、そういうのが描かれてたから、良い映画だなぁって感じました。あと、既に大人気の売れっ子俳優なのに、ここまでするのかっていう演技を舞台、映画としてきた松坂桃李に賞賛の嵐。女優さんも良かったです。
8割濡れ場・・・。
そして撮影の大変さが伝わる映画だったようですね!笑
もう少し背景をきちんとしてほしかったということは、
やっぱり濡れ場に目が行ってしまうからでしょうか?
想像以上の濡れ場の多さと激しさ、あとサングラス掛けるところとか終盤の静香さんが謎にライトアップされるところがなんだがギャグに感じてしまったけど、そのギャグっぽさがツボでなんだかんだ楽しめた。
闇と陰影の撮り方が素敵で、谷崎潤一郎の陰翳礼讃を思い出した。もしかしたらこの作品における闇は隠された人の欲望のメタファーなのかもしれないなんて勝手に考えたり。
松坂桃李はもちろん、濡れ場の体当たりの演技を披露した俳優全員に敬意を表したい。
オーバーな演技が多いんでしょうか?
ギャグに見えてしまうということはそんな気がしますね^^;笑
素晴らしい演技力に敬意を表すのは素晴らしい映画な証拠ですね!!
やはり映画版もカップルで行くには気まずかったりはしますが、
俳優さんたちの魂の籠った演技を見れること間違いなし!!
是非見に行ってみましょう!